トラックの豆知識

♠貨物自動車の分類♠

トラックは以下のように分類されます。

道路運送車両法による区分(軽を除く)

区分	車両寸法(全長×全幅×全高)	ナンバー
小型トラック	4.7m以下×1.7m以下×2m以下	4
中型・大型トラック	12m以下×2.5m以下×3.8m以下	1

道路交通法による区分

区分	車両総重量又は最大積載量	必要となる免許
小型トラック	車両総重量5トン未満かつ最大積載量3トン未満	普通自動車免許
中型トラック	車両総重量11トン未満かつ最大積載量6.5トン未満	中型自動車免許
大型トラック	車両総重量11トン以上かつ最大積載量6.5トン以上	大型自動車免許

♣最大積載量♣

最大積載量は、車検証に記載されている、そのトラックに積載する事ができる荷物の最大限度重量を示します。
   しかし、トラックに燃料タンク増設、ボディ架装、その他の特装装置などの二次架装によって車重が増えると、車検証に記載されている最大積載量の荷物を積載する事ができなくなります。
   また、道路運送車両法の保全基準で、軸重(左右両輪)は10トン以下、輪荷重は5トン以下など、細かく重量が制限されています。

♦積載物の大きさ制限♦

長さ	トラックの長さに、その長さの10分の2の長さを加えた長さまで
幅	トラックの幅に、その幅の10分の2の幅を加えた幅まで
高さ	積載物含めて地上から3.8ｍまで。

♦積載の方法の制限♦

長さ	トラックの車体の前後から、トラックの長さの10分の1の長さを超えてはみ出さないこと
幅	トラックの車体の左右から、トラックの幅の10分の1の幅を超えてはみ出さないこと

＊制限を超える荷物の積載は、制限外積載等許可申請をして警察署長の許可を受ける事により、
   制限以上の荷物を積載して車両を運転することができます。

令和4年5月13日より「自動車の積載の制限」に係る道路交通法施行令の一部改正されました。
   今まで左右の貨物のはみ出しは"不可"とされてたのが、改正により車幅の10分の1まで
   はみ出しOKになりました。